暗 峠

  阪と奈良の間、8里8町(約34キロ)を結 ぶ暗越奈良街道上の峠です。峠の標高は 455メートル、峠には10軒あまりの茶屋があり ました。享和元年(1801)版行の河内名所 図会にその様子が描かれています。

現在、幅3.6メートルの石畳道が残され、両側には 旧家が並んでいます。また、峠の入口には地 蔵堂や道しるべが残され、往時の趣を伝えて います。県境には昭和63年、建設省の日本 の道100選に選ばれた時の記念碑も建って います。