松尾芭蕉句碑

 政11年(1799)中村来耜(らいし)が建てた碑と 明治22年(1889)六郷社有志によって建てら れた碑の2本あります。前者は暗峠に建てら れていましたが、山津波に会い所在不明とな り、大正2年に再び出現したおりに、山麓の勧 成院境内に移されました。後者は明治22 年、勧成院より山手へ100メートルの所に建 てられています。
菊の香に くらがりのぼる 節句かな
元禄7年(1694)9月9日、菊の節句の日に芭 蕉が伊賀から大阪への道すがら暗峠で読 んだ句です。