往生院

 と浄土宗の寺院が、戦後独立して往生 院六万寺となりました。平安時代末、安助上 人が四天王寺の真東の地にお堂を建てたの に始まるといわれています。往生院の東側の 金堂跡は昭和37年に府の史跡に、本堂の阿弥陀如来像 など四体の仏像は、昭和34年府の指定文 化財となりました。

そして、往生院は正平3年 (1348)、四條縄手の戦いで楠木軍の本陣となり、 境内に楠木正行公の墓と楠木正成公の 供養塔があり、その左側には近年楠木正行 公の銅像も再建されました。

また農具、生活 用品など多くの民具が展示されている民具供養館もあり、 当時の人々の暮らしぶりが 偲ばれます。